
キャッチャーが眼鏡ということは、マスクの中で眼鏡をかけることになります。
「キャッチャーがマスクして眼鏡って、試合中邪魔にならないの?」野球ファンならずとも気になりますね。
この記事の目次
キャッチャーマスクと眼鏡は干渉しないのか?
キャッチャーは特殊なポジションです。
ピッチャーの投球を受ける、ピッチャーへ配球の指示、守備への指示、盗塁への送球、などなど、多くの役割をこなさなくてはなりません。
ポジションゆえに、こんな場面があります。
・ボールが当たる回数が一番多い
・ファウルチップが当たる時もある
・マスクをとっさに取るべきシーンもある
ファウルチップがマスクに当たると、マスクがズレて、眼鏡も一緒に吹っ飛ばされる、ということもよくあるようです。
ということは、キャッチャーマスクとの干渉をどうするか、というのが課題になります。
古田がずっと眼鏡だった意外な理由
眼鏡のキャッチャー、といえば誰でも思い浮かべるのが、ヤクルトで活躍した名キャッチャー・古田敦也さんじゃないでしょうか。
古田さんは現役時代はずっと眼鏡をして試合に出場しています。
マスクと干渉することがあっても、眼鏡であり続けたということは、メガネのメリットが大きかったとも考えられます。
で、調べてみたら、
なんと、
古田さんは乱視がひどく、
現役当時のコンタクトレンズが眼球に合わなかった。
仕方がなく眼鏡でやっていた。
こだわって眼鏡、ということではなかったみたいですね。
でも、結果的に古田さんは、「メガネをかけている選手は大成しない」という現役時代のジンクスをひっくり返します。
眼鏡の野球少年たちには、これが大きな励みになりました。
プロにとってジンクスなら、当然のこと野球少年も気にしますよね。
眼鏡とコンタクトの違い
眼鏡のメリット
砂などが眼に入っても痛くない
紫外線カットができる
汚れない限りは洗浄しなくても良い
コンタクトのメリット
落ちたり、ずれたりしにくい
汗をかいても邪魔にならない
視界が裸眼なみに広い
コンタクトのデメリット
眼に汗が入ると面倒
砂やホコリが眼に入ると眼が痛い
毎日の洗浄作業がかなり面倒
眼鏡よりコンタクトがいいのか?
これはどちらとも言えないようです。
眼鏡もコンタクトも両方使ったり、眼鏡にマスクは違和感があるからコンンタクトだったり。
好みも関係しているみたいですね。
砂が目に入るとコンタクトは面倒くさい
眼鏡は見えづらくなる部分がある
どちらも慣れれば問題ない、という人もいます。
どちらもアリ、という結論です。
キャッチャーがマスクの中でも使いやすい眼鏡
古田選手がかけているメガネはアイメトリクスというブランドです。
<アイメトリクスの特徴>
軽い
ずれにくい
動きに強い
フレームがだいたい4万円。レンズによってはフレームに近い代金だったりするので、なかなか高価。
予算を絞りたいという場合は、軽くて使いやすいJINSのスポーツ眼鏡もおすすめです。
店頭で現物を手に取って、気になることを質問しながら決められるので、安心感もあります。
フィッティングをしっかり調整しましょう
ボールが飛んできたり、ランナーがホームに滑り込んできたり、キャッチャーは動きが激しいので、メガネのコンディションも整える必要があります。それがフィッティングです。
軽くて掛けている感じがしないくらいが理想です。
スポーツフレームはカーブがついていて、このカーブが強くなると、レンズもそれだけ歪みが出やすくなります。
試合の運びにも影響するので、どれくらい歪むのか、というのも把握しておかなくてはなりません。
キャッチャーマスクと眼鏡の干渉をどうするか、の答え
ここまででハッキリしたのは、キャッチャーマスクと眼鏡の干渉を完全に解決することは出来ないということ。
顔の曲線に沿って軽量化して作られたスポーツ眼鏡は、マスクとの干渉を軽減できます。
レンズの歪みに気を付けて選択すれば、プレーへの影響も抑えられます。
眼鏡か?コンタクトレンズか?となると、私は眼鏡推奨派です。
眼球に直接触れないので安心だし、着脱するだけだからとっても楽です。
ソフトコンタクトもレーシックもある時代
コンタクトレンズについては、球界では使い捨てのソフトが推奨されているようです。
衛生的、剥がれにくい、再利用しないから洗う手間から解放される、などのメリットが評価されているのでしょう。
レーシックを受ける選手も多いようですが、見え過ぎて調子を崩してしまう選手もいるとか。
やはり、これで完璧に解決、は無理みたいですね。
使いながら確かめる
どこまでお金をかけられるのか、中高の部活、大学生、社会人、リーグ、家族の力の入れ方など、それぞれの状況で違ってきます。
ゲーム中にコンタクト(たぶんハード)を落としてしまい、中断して探す、ということもあったりするようです。
となると、管理が簡単な眼鏡にするべきか、ということにもなってくる。
大事な勝敗にも関わってくる話でもあります。
眼鏡がいいのか、コンタクトレンズがいいのか、はたまたレーシックか。
個人の好みと判断によりますが、レーシックについては慎重に決めてほしいところです。